都市国家アラミゴ(Ala Mhigo)
西州アルデナード小大陸では北東部に位置する軍事都市国家。
エオルゼア全土に及ぶ大洪水が発生した第六霊災の際、洪水から逃れた人々や洪水に巻き込まれニュンクレフの箱舟で運ばれた者たち(彗星の光に導かれたと伝わる)が、高地ギラバニアの山に逃げ延び、その地に定着。この出来事により、彗星を司る「ラールガー信仰」がギラバニアの地に根付くことになる。その後、山岳民同士の争いが絶えなかったが、武力によって統一され都市国家「アラミゴ」が成立した。
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歴史的に争いの絶えない土地柄であったためか、軍事強国として発展し、エオルゼア一の強国として畏れられ、西方への進出を狙うとともに、東方からの侵略を幾度となくはね除けてきたが、第六星暦1557年にガレマール帝国の侵攻を受け陥落。ガレマール帝国の属州となった。
1世紀前、マンフレッド王(強健王)が即位し、版図拡大による経済勃興、民意向上を掲げ、後に「紅葉戦争」と呼ばれる戦の引き金となった大規模遠征を行った。第六星暦1468年にはアラミゴ軍がグリダニア領との国境に位置するベロジナ川を渡り、ティノルカ東部の領有権を主張し「紅葉戦争」が勃発した。
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1552年、最後の君主にして最悪の暴君とされるテオドリック王(廃王)がラールガー星導教の「星導山寺院」を包囲し、戦うすべを持たない僧侶や信者、相次ぐ戦乱で焼け出された避難民、地所耕作のために雇われていた農民を問わずひとり残らず排除した。このような悪政に国民の不満が爆発し反乱が発生、王を守るべき近衛兵が裏切り、国民側についたこともあり、さしたる抵抗を受けること無く反乱は成功し、テオドリック王は倒され、混乱のうちにガレマール帝国により占領された。実はこの反乱劇は帝国軍第XIV軍団の軍団長ガイウス・ヴァン・バエサルの支援を受けたものであり、アラミゴを弱体化させるための計略であった。
ガレマール帝国の支配を嫌う者たちは難民としてエオルゼア各地に散ったが、どの国も難民の受け入れを拒否。唯一態度を保留したウルダハに難民が押し寄せた。元武力国家の国民らしく、難民の中には侵略者から祖国を取り返さんとする血気盛ん者たちもおり、水面下で反ガレマール組織「アラミゴ解放軍」が組織された。そして「鉄仮面」イルベルドによるバエサルの長城強襲によって、エオルゼア同盟軍も巻き込んでなし崩し的に解放戦争の戦端が開かれることとなる。戦いはアラミゴ解放軍・エオルゼア同盟軍側の勝利に終わる。20年に及んだ帝国による属州としての歴史に終止符が打たれることとなった。
ガレマール帝国の属州統治から脱したアラミゴは、アラミゴ解放軍を中心とした暫定政権を発足させた。 その後、各地の集落や組織、種族から代表者を募って会議を開催、国政の方向性を巡って議論を繰り返したが、やがてイシュガルドの庶民院という先例に倣う形で議会「アラミゴ代表者会議」を発足させた。
関連項目:ニュンクレフの方舟
歴史や史跡の旅~Chronicle Encyclopaedia~